アンクルでは、お電話で最初の相談を受けることが年間相談件数の大半を占めます。
専門職からの相談は別として、相談内容は様々ですが、声のトーンや話すスピード、時には電話口での息遣いなどで、「急を要しているのではないか。」「本当の相談内容をうまく伝えられずにいるのではないか。」など考えを巡らせながら、受話器をもつこともあります。
「誰に相談していいか分からないをなくす」を理念に掲げて活動をしている中で、電話口の相談をきっかけに、安心につなげていくことがそう簡単なことではありません。顔を見たことのない相手に、身の上話をしていくことも不安を伴うものだと思います。
つまり、相談を受ける側がいくらプロだとしても、電話をかけた方がどのように感じるかはまた、別のことであるからです。
受話器の向こうの人は、信用に足る人なのか…。
ただ、電話を受けることで相談を受けるのではないということを大切にしたいと思います。
誰に相談していいか分かることと、その上で信頼をおくことを大切にしなければと感じます。