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成年後見制度の見方 vol.1

「成年後見制度」…言葉をみると既に難しそうで面倒なイメージをもつ方もいるかと思います。

成年後見制度を少し勉強したい、仕事で簡単に説明できるようになりたいという人向けに「成年後見制度の見方」ということでシリーズでお伝えをしていきます。

1「成年後見制度の使い分け」

成年後見制度はまず、2つに分岐します。

①法定後見・・対象となる本人の健康状態(判断能力等)などを踏まえて、家庭裁判所に申立手続きを行い、成年後見人等を決めてもらう方法

②任意後見・・対象となる本人が健康なうちに、後見人になってもらいたい人と交わした契約書を公正証書にして、もしもの時に備えておく方法

つまり、①の法定後見は、既に本人が何らかの病気等で生活上の判断能力等に課題がある場合で利用を検討することとなります。一方、②の任意後見は、元気なうちから契約をもって将来に備えるということになります。

そして、①法定後見はさらに3つに分岐します。

判断能力等の状況に応じて、「後見」「保佐」「補助」の3つがあります。この3つのタイプについては、よくご相談をいただきます。しかし、見た目や会話のやりとりなどで判断することは難しいため、医師の診断書や支援者の情報が1つの指標となります。

成年後見制度は、法定後見、任意後見の2つに大別され、さらに法定後見は3つの分類されるということは理解いただけたでしょうか。結論としては、対象となるご本人の健康状態によって、利用する制度内容が異なるということです。

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