3月12日(土)
大田区地域包括支援センター入新井のセンター長である澤登久雄さんをお招きして、「みま~も」の活動を通じて地域と地元企業、さらには医療や介護分野が手をつなぎ、地域づくりに何を必要としているのか、そして、どのような変化を生み出しているのかなどについて、講演をいただきました。
参加いただいた層もたいへんに多彩なで、医療分野(医師、薬剤師、理学療法士、訪問看護師等)、介護分野(介護事業所代表、ケアマネジャー、介護福祉士等)、地域企業(観光業、自動車業、ヘルスケア関係、住宅施工業、冠婚葬祭業、食品販売業、保険業の方など)の各分野から太田市内外からご出席をいただきました。
兎角、地域づくりといったテーマは、高齢者を対象とした取り組みのように思われがちですが、講演で紹介された「地域包括ケアシステム」への考え方、取り組みの目的などから考えても、地域づくりは、医療や介護、福祉だけで築いていけるものではなく、高齢者のためだけにあるものではないといえます。
太田市の高齢課率は23.5%と隣接する市町と比較しても少ないというデータが報告されておりますが、ある推計データによると2025年以降、太田市は高齢者人口こそ緩やかな増加ではありますが、生産労働人口が急激な減少をするとされています。こうした予測において、アンクルでは、まだまだ小さな活動ではありますが、地域の皆さん、専門職、地元企業の皆さんが日頃から顔をあわせるような機会を引き続き、皆さんとともに創っていけるよう努力していきたいと思います。
参加者の声
「アンクルさんが取り組もうとしていることが理解できたよ。」
「世代とか関係なく、この街に暮らしていくんだから、街の資源を知らないままってわけ行かないね。」
「気づきのネットワーク、対応のネットワークって、澤登さん話していたけど、僕ら仕事は気づきのネットワークの役割をもっているけど、誰が対応してくれるのか知らない
ままじゃダメなんだってことだよね。」
「健康寿命を延ばすのは、個々人がやればいいことではなく、住みやすい街ってのも健康寿命を延ばす1つの方法」など
講演会場は、こうした取り組みなどに賛同をしてくださっている当相談室賛助会員の(株)メモリードさんが運営するロイヤルチェスター太田を利用させていただきました。事前の相談、当日も講演会に参加してくださった執行役員の安藤さん、会場設営等を支えてくださった二宮さんをはじめスタッフの皆様にも感謝申し上げます。