「この先、どうやって続けていけるのか?」
という地域サロン活動が抱えている宿題をお預かりして、内閣府主催の高齢社会フォーラムへの参加という貴重な機会をいただき、出席をしてきました。
のれん分けをいただいたみま~もの活動が、地方の街で少し形を変えて動き出したことを参加いただいた方々にお伝えをさせていただきました。
そこには多くの地域の活動に取り組む皆さんたちが(特に男性が多く)参加されており、熱気で溢れていました。
基調講演では、
「錆びない高齢者で輝く地域」と題して、昭和女子大学理事長の坂東眞理子先生より、自己の経験なども踏まえたお話を拝聴しました。
講演の中で、「至れりつくせりが大切にしてもらっていることにはならない。」
人のことをしてあげる人=立派。とはいえできないこともあるから、その時は、愛嬌と感謝。と話されていて、自分自身の振り返りにもなっていました。
分科会では、パネリストの皆さんとともに活動の紹介をさせていただき、質問の際に、お預かりしてきた宿題を皆さんにお伝えをしたところ、
「マイナスのときこそ、めげずに!最初はそもそも0(ゼロ)からだったんだから。」
「資金がない中での継続は難しいことたくさんある。楽しいだけでは誘えない。」
「目的だけはキチンとしておく。」
「ココで暮らしていきたいが、何よりの目的ね。」など
たくさんの言葉をいただくことができました。
皆さんとお会いして改めて感じたことですが、
私たち30~40代がこの先の20年後、30年後、全体人口減、生産労働人口減、社会における暮らし方の変化など未経験の時代のシニア時代を過ごすわけです。にも関わらず、私たち世代は、自分たちの将来を未だに親や祖父、祖母へ頼り甘えているのではないかと。
もちろん、今現状そのもので解決しなければならない生活課題があるにも関わらず、将来のことを語るのは難しいのかもしれません。もしかしたら、心配なんてすることないのかもしれません。
でも、「ココで暮らしたい。」という思いを実現するためには、自らが住みやすい街にどのような形で関係をつくっていくかということは、とても大切であり、他人事ではないと感じております。
みま~ものつながりは、多くのつながりをもって「ココで暮らしたい。」を実現しようとしており、街の相談室アンクルにおける地域づくり活動は、その人のつながりを強くしたり、つながってないものをつながったらいいなという活動になれたらいいなと思いました。
ワークショップにてNPO法人にて活動する男性から
「そうか。医療や介護に対して、こうなったらいいな、ああなってほしいなって、もっと意見していいんだ!」
といただいたコメントが最後に響きました。
当たり前でしょって声が聞こえてきそうですが、本人不在の地域づくりじゃダメだな~って。
ダイヤ高齢社会財団の澤岡詩野さん
ひなたぼっこの高村さんとスタッフの皆さん
荻窪家族レジデンスの瑠璃川さん
本当にありがとうございました!