3月12日(土)私たち相談室が事務局を務める「地域見守りネットワーク・ぐんま(みま~も・ぐんま)」が発足1年を迎え、記念イベントセミナーを開催。東京都大田区大森で約8年ほど前に始まった「みま~も」。その生みの親でもある澤登さんをお招きするとともに、当相談室の生みの親である認知症サポート医の頴原先生に認知症サポーター養成講座にて講演をしていただきました。
認知症サポーター養成講座では、会場内からドッと笑いもあり、病気の理解から予防、そして運動や社会参加の大切ななどに触れ、認知症の理解をたくさんの方に広めていただきました。
認知症という言葉こそ、耳にする機会は増えましたが、その理解が正しくされているかは未だ不透明です。1人でも多くの方が、認知症への理解を深めていただける機会を創っていきたいと思います。
第2部の講演では、互いに支え合い、見守ることの具体的な実践事例(みま~ものキセキ)をお話しいただき、見守りキーホルダーがつなぐ人と人との出会いについて丁寧にお伝えいただきました。
みま~もくんも勢ぞろいで、参加者の皆さんを照らしてくれていました。
これまで、支援の必要な人にその手が届いていないことへの疑問をもつ声をたくさん聞いてきました。しかしながら、もっとそれ以前から「人とつながる」ことで、変われることがあると気づくことができました。
今回、セミナー参加者の多くは、この街の暮らす人たち。
住民の皆さん同士が出会い、支え合う。
住み慣れた街で、安心して暮らせる街を人のつながりで創る。
必要なときに必要な支援に出会い、支えられる。
そんなこと難しいよ?といわれるかもしれませんが、「人とのつながり」によって、その可能性が無限に広がりをみせていくものと思います。
現に、昨年まで何も関わりのなかった人たちが、こうして同じ時間を過ごし、まったく相談する場をもたなかった人たちが、見守りキーホルダーやセミナーを通じて出会い、
「私は何か心配ごとがあったら、あんたたちに相談すればいいんだろ。」
「いつでも相談できる人、場所があることは、本当に安心できるもんなんだよ。」
と話してくれる人が増えてくれたことは、かけがえのない出会いです。
これからも協力をしてくださる多くの方々の手を握り、1つの街づくり拠点として活動を続けていきたいと思います。
12日はたくさんのみま~も・ぐんまサポーターに支えていただきました。
12日にご支援いただいたサポーターの皆様、ありがとうございました!
黒田真一先生(群馬大学理工学府)
高田勢子先生(ふじあく光荘)
照井禎之先生(あんじゅ薬局)
原田欣宏先生(高崎健康福祉大学)
森尻房恵さん、渡辺幸恵さん、柏瀬照枝さん、柳田剛さん、寺岡知栄美さん
星野拓也さん、柳義則さん、肥後宏美さん、上岡和子さん、石川ちあきさん
寒澤佑樹さん、中里健志さん、及川智賀さん、阪下潤一さん 他
取材・広報協力
上毛新聞社・太田タイムス・ぐんま経済新聞